サンワーク本店

ロゴ刺繍の注文方法知ってる?&実際にロゴ刺繍をやってみた

こんにちは!サンワーク本店です。
サンワークでは、ネーム刺繍加工裾上げ加工などを行っているのはご存知でしょうか。
裾上げはどうやって加工するのか何となく想像ができるかもしれませんが、
刺繍加工は一体どうやるのか分かりますか?
そこで今回は、ネーム刺繍加工を実際に行ってみました!

サンワークではネーム刺繍をざっくり分けると「名入れ」「ロゴ」の2つに分けられます。
名入れは知名度があるので、今回はロゴの方に注目してみました。

刺繍を行うだけではなく、注文の流れも説明していきます。
「ロゴ刺繍をやってみたいけど、注文の仕方が分からない・・・」という方も、これを読めばバッチリ!

使う服・ロゴの紹介

まずは今回刺繍を行う服とロゴデザインを紹介。

使うのは長袖ブルゾン!
※こちらの商品は当店で取り扱いが無いので、ロゴにモザイクをかけています。

続いてロゴはこんな感じ。
太陽とサンワークをかけた当店オリジナルデザインです。

そしてこのロゴを左胸に刺繍をします。
果たしてどんな感じになるでしょう!?

注文の流れ

加工に入る前に、注文の流れを紹介!
※今回は全て新規でロゴ刺繍を依頼する形で紹介します。

大まかな流れはこんな感じ

お客様
お客様
1.見積り依頼
サンワーク
サンワーク
2.見積書作成
お客様
お客様
3.見積り内容確認・商品注文
サンワーク
サンワーク
4.商品手配・金額修正

以前にロゴ刺繍を行っており、以前と同じロゴデザインで依頼する場合(以下「リピーター」)は、一部やり取りが省略できます。

簡潔に表現すると、上記のやり取りを行っています。
これだけでは分からないと思うので、詳細を項目ごと紹介していきます。

1.見積り依頼

ロゴ刺繍が名入れと違う点は、商品を注文する前に見積りが必要なところ。

名入れなら・・・


刺繍したい商品と加工を一緒に注文すればOK。

こちらは新規・リピーター問わず同じ注文方法です。

では見積り依頼方法を、パソコンとスマートフォンに分けて紹介!

パソコンの場合

1.トップページの左端にあるネーム刺繍をクリック

 

2.リンク先でスクロールしたら「お見積りネーム刺繍加工」をクリック

 

3.「お見積り内容」をコピーして、内容を当てはめる

記入例

1.刺繍文字の原稿(刺繍を入れる文字・ロゴマーク):ロゴ
2.刺繍を入れる大きさ・サイズ(横幅●●mm):横幅80mm
3.刺繍を入れる位置:左胸
4.刺繍文字の書体:なし
5.刺繍を入れる商品番号:○○
6.刺繍を入れる枚数:1枚
7.刺繍の糸色(複数ある場合はその旨ご記載ください):黄色

商品番号はページの下の方で確認!

4.下のメールアドレスへ内容をロゴのデータ(jpg pdf)と一緒に送信

こちらからは、jpgやpdfデータは送付できません。
上記で記載したメールアドレスから送信してください。

 

スマートフォンの場合

1.トップページ右端のマークをタップ
マークが×へ変わります

2.左側にバーが表示されるので、スワイプしてネーム刺繍をタップ

 

3.リンク先でスワイプしたら「お見積りネーム刺繍加工」をタップ

 

4.「お見積り内容」をコピーして、自身の内容と当てはめる

記入例

1.刺繍文字の原稿(刺繍を入れる文字・ロゴマーク):ロゴ
2.刺繍を入れる大きさ・サイズ(横幅●●mm):横幅80mm
3.刺繍を入れる位置:左胸
4.刺繍文字の書体:なし
5.刺繍を入れる商品番号:○○
6.刺繍を入れる枚数:1枚
7.刺繍の糸色(複数ある場合はその旨ご記載ください):黄色

商品番号はページの上の方で確認!

5.下のメールアドレスへ内容をロゴのデータ(jpg pdf)と一緒に送信

こちらからは、jpgやpdfデータは送付できません。
上記で記載したメールアドレスから送信してください。

注意事項

ロゴデータの注意点

手書きのロゴデザインは、線などがブレたり判断が難しいためNG

画像のサイズがすごい小さいとNG(文字が小さく見にくいため)

ロゴ刺繍された服の写真をデータとして使う場合、
ロゴ部分が波打っているとNG

見積り依頼はサンワークのホームページ以外にもFAXの手段があります。
ですがこちらも印刷の都合上、ロゴデータが荒くなるのでNG!

2.見積書作成

続いてサンワーク側で、お客様からの見積り依頼の対応をします。

サンワークではネーム刺繍を、サンワーク加工提携店加工の2つに分けています。
分ける判断基準は色々ですが、ロゴ刺繍の場合はデザインの複雑さで決まります。
若干の違いがあるので、2つに分けて紹介!

共通点

新規注文の場合:「型代」が刺繍代とは別に追加で値段がかかる

リピーターの場合:刺繍代のみの値段

サンワークの場合

流れ

1.サンワークの加工担当者へ、ロゴデータを見せて加工できるか確認

2.できる場合サンワーク加工になる

3.お客様への見積書を作成

サンワークと提携店の違いが一番大きい点は値段!
サンワークでは下表のように、位置×糸色の組み合わせによって値段が固定で決まっています。
(※2022年3月時点)

位置/糸色数 1色 2色 3色 4色
左胸 385円 440円 495円 550円
左袖 385円 440円 495円 550円
右胸 605円 660円 715円 770円
右袖 605円 660円 715円 770円

参考として今回作るのは、左胸×1色×1枚なので385円
ですが新規注文なので型代3,300円がプラスで必要。
そのため合計3,685円が今回のロゴ刺繍代金!

型代はロゴデザインにつき1つなので、刺繍する服の枚数は関係ありません。
枚数が2枚だったら、「385円×2+3,300円=4,070円」ということ!
ちなみに同じロゴなら2回目以降は型代が必要ないので、よりリーズナブルな値段になります。

刺繍のページにも値段の目安があります
よーく見ると価格に「○○円」とあるけど「」の理由は提携店の場合で説明!

提携店の場合

流れ

1.サンワークの加工担当者へ、ロゴデータを見せて加工できるか確認

2.できない場合提携店加工になる

3.サンワーク→提携店へ見積書依頼書を作成

4.提携店から見積書が届く

5.それを基に、お客様への見積書を作成

値段に「~」が付く理由ですが、提携店から届く見積書に秘密があります。
サンワークは位置×糸色数と値段は固定ですが、提携店加工では値段が変動します。
例えば左胸×1色ならサンワークでは385円でも、提携店では変動するということ。
(※値段が同じ場合もあり)

提携店の見積り値段がサンワーク加工よりも高くても、
提携店の見積り値段通りにお客様への見積書を作成します。

3.見積り内容確認・商品注文

見積りを作成したらお客様へお届けします。
見積書にはロゴ代金の詳細が記入されています。

値段にご納得頂けたら、いよいよ注文!

 

~ リピーターの場合はここからスタート ~
刺繍したい商品とネーム刺繍加工をカートに入れます。
お見積りはカートに入れられないので無料・有料ネームどちらかを入れればOK。

続いてご注文手続きへ。
この時備考欄にロゴ刺繍希望の旨と「見積りNO」の記載をお願いします!
リピーターも初回でもらった見積書の見積りNOを記載すればOK。

見積りNOは見積書で確認!


注文完了すれば、これでお客様が関わる内容は以上です。

4.商品手配・金額修正

お客様から注文が入ると、商品の手配と金額修正を行います。

商品手配は、サンワークの倉庫から商品を持ってきたり、倉庫に無い場合はメーカーへ商品を発注して取り寄せたりします。

金額修正は、カートに入れたネーム刺繍は「無料(0円)or有料(300円)×枚数」でしたね。
それは見積書の金額と合わないので、見積書通りの金額に修正します。

上記の処理をしたら、お客様へ加工にかかる日数などを記載したメールを送信。

商品手配ができたら、いよいよ加工スタート!!
(※銀行振込の場合は入金確認後など、支払方法によって順番が異なります。)

いざ刺繍!

加工する服を持って加工場へ。
刺繍は加工担当者に手伝ってもらいました。

刺繍にも手順があります。
大まかな流れはこんな感じ

1.ロゴの確認と取り込み

2.刺繍用にデータ(型)の作成

3.刺繍前準備と最終確認

4.刺繍開始

こちらも順を追って説明していきます!

1.ロゴの確認と取り込み

最初に加工する商品と一緒に、刺繍内容とロゴマークを印刷した紙が届きます。

ロゴマークの方の紙をスキャナーで取り込み。

数分待ったら取り込み完了!
取り込んだデータは「2.刺繍用にデータ(型)の作成」で使います。

2.刺繍用にデータ(型)の作成

続いては「型」と呼ばれる物を作成します。
型とは刺繍の機械にロゴのデータを覚えさせるのに必要。

先ほどスキャナーで取り込んだデータを専用のソフトで開きます。
使うのはTajima DG/ML by Pulseというソフト!

 

スキャンしたデータを開くとこんな感じ。

 

いざ型作りスタート!まずは作業しにくいので拡大。

 

ツールを使って作成。
最初は三角形からスタート!
三角形を作るツールもありますが、綺麗にやるため地道に一辺一辺やることに。
同じ三角形でも角度が少し違うのでコピペを断念・・・。
(コピペしても角度調整ツールがあるけど、そっちの調整の方が時間がかかるみたいです。)

Enterを押すと色が付きます。
色がちゃんと付いたらOK。

 

続いて半円へ。
三角形→半円と実際に縫う時も、この順番で反映されます。
縫う流れを決めるので、左右へ行ったり来たりして円を作ります。

 

半円も完成!!
円を作るパターンもいろいろあるそうです。
今回は下→上でしたが、左→右というやり方も。

 

続いて文字のターン。
Sはカーブがあるので、細かい作業が必要でした。
ちまちまやらないといけないので、根気と集中力との勝負!
見ているだけで疲れました・・・。

Rは二回に分ける方が綺麗にできるそうで、先にPの部分→右下を縫う手順に。
文字を含むロゴは大変で、その中でも漢字は特に難しいと言ってました。

出来上がりがこちら

 

続いてロゴのサイズ決め。
今回は幅80mmを指定したので、それになるまで小さくします。
幅を指定したら高さは自動で決まります。

これで型が完成

 

無料・有料刺繍との違い

ロゴだと一つずつ文字を作ってましたが、無料・有料は簡単!

1.ソフトのフォントを変更

 

2.テキストを入力

 

3.文字の間隔を調整

3.刺繍前準備と最終確認

続いては刺繍を行う前準備。
先ほど作成した型をUSBに入れるのと印刷をします。
USBは刺繍の機械でデータを読み込ませるのに使います。印刷したロゴは実際の大きさになるので、これを見ながら刺繍箇所のバランスを調整

バランスを調整している様子

 

バランスを決めたら胸ポケットの中心へマーキング。
このマークは針をセットする目印になります。

 

続いて服に「枠」を嵌めます。
刺繍する時に大活躍。

 

そしてついに刺繍機の出番!!

機械プチ情報

・今回使用したのは一度に4枚縫える
・値段は約300万円台

枠をセットしたのがこちらセットオッケー!
この枠を前後左右に動かして縫っていきます。

 

針の位置がマーキングと合っているか確認。
この時「トレース」という機能を使いました。
これは実際に行う刺繍の動作を縫わずに再現するという機能。
動きを見れるので、針がポケットに被っていないかも見たりします。

お次は機械のここを操作。糸色の変更などをやります。

糸色を変更したらモニターに表示される色も変わりました。

 

これで準備オッケー!
ボタンを押して刺繍スタート(なぜかスタートボタンは機械の真ん中)

4.刺繍レポ

いよいよ刺繍スタート。
加工場にダダダダダという音が響き渡ります。

目にも止まらぬ速さで縫われていく!
写真のブレから様子が伝わるかと思います。

 

モニターはリアルタイムでどこを縫っているかを表示。
こちらも刺繍スピードに遅れることなく連動しています。

 

続いて半円へ。型を作成した時と同じ動きをしているのが分かります。

 

半円も完成!綺麗な円になってて一安心。

 

終盤の文字へ。
高速で縫われているのに寸分の狂いも無い!

 

全ての工程が終了。
約10分で縫い終わりました。
途中で写真を撮りやすいように機械のスピードを落としてくれたので、
デザインによってはもう少し早くできるかも。

5.完成

糸を切ったらついに完成!
型作りから縫い終わりまで約1時間で終了。

完成お披露目暗めのブルゾンに明るい黄色が良く映える!

加工担当者いわくNが若干失敗したそうですが、そうは見えないしこれはこれでアリ。
失敗した原因は型を作った時にあります。
NもRのように一度に縫わずに「I\I」と複数回に分ける方が、綺麗に縫えたかなと言ってました。
※注文用はちゃんと縫い直します!!

まとめ

いかがでしたか?
これでロゴ刺繍の全てが分かったと言っても過言ではありません。
個人的には普段関わりのない刺繍の現場を見れて楽しかったです!
ぜひ皆さんもロゴ刺繍を注文してみてください。
では次回の記事もお楽しみに!

これまで紹介した加工の記事はこちら!
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